「トリートメントをしても髪がサラサラにならない」「トリートメントって意味ないんじゃない?」など、髪のセルフケアについてお悩みになったことはありませんか?
シャンプーやトリートメントのCMで観るようなサラサラのロングヘアは、誰でも憧れるものです。しかし、毎日のバスタイムにトリートメントでケアをしていても、なかなか思うようにいかない方も。
最近発売された「ペルルセボン(Perle Savon)」は、女優の篠原涼子さんが開発に携わり、テレビでも記者会見の様子が報道されるなど、話題となっているシャンプー&トリートメントです。
毛髪診断士も絶賛の品質で、髪のパサつきやハリのなさ、ダメージなどを改善したい方に人気のようですが、トリートメントを使用したら逆に髪が傷んだなど、その効果に疑問の声も上がっています。
そこでこの記事では、髪が痛む仕組みや篠原涼子がプロデュースしたペルルセボンのトリートメントで髪が痛む原因についてご紹介します。ペルルセボンの購入をお考えの方はもちろん、ダメージヘアが気になる方はぜひ最後まで読んでみてください。
トリートメントではサラサラヘアにならない?
暖かい季節は紫外線やエアコン、海やプールなどレジャーでの刺激、寒くなると空気の乾燥など、髪は1年中なんらかの刺激を受け、徐々に痛んでしまいます。
放っておくとすぐにバサバサでツヤのない髪になってしまうため、お風呂で毎日トリートメントを使っているという方も多いのではないでしょうか。
しかし実は、ただなんとなく篠原涼子さんプロデュースだからとトリートメントを使っていても、髪の痛みは改善されないことをご存知の方はあまりいないようです。そこでここでは、髪が痛む仕組みなどについて解説していきます。
髪が痛む仕組み
そもそも、髪が痛むとはどのような状況なのでしょうか。
髪の毛というのは、もともとヘチマのようなスポンジ状の構造をしており、表面をキューティクルが海苔巻きのように包んでいます。
多くの方が憧れる美しくサラサラの髪の構造は、キューティクルの表面がなめらかでガサガサしておらず、内部構造が密で空洞が少なく栄養もしっかり中に詰まっている状態です。
しかし、髪がダメージを受け続けると、以下のような過程を経て痛んでいきます。
- 摩擦などで髪表面のMEA(表面の脂質)が失われる
- キューティクルが剥がれたりめくれたりする
- 髪内部の成分が流出し空洞が多くなる
最初にキューティクルを覆っているMEAと呼ばれる脂質が失われ、表面にかかる摩擦が増大することでキューティクルが弱り、痛みが加速します。
さらにダメージを受け続けると、傷んだキューティクルの隙間から内部の水分や栄養が出ていってしまうため、どんどん痛みがひどくなってしまうのです。
髪は死滅細胞だから治せない
髪がツヤツヤでサラサラになることから、使っている方も多いトリートメントですが、実はそもそも髪の毛は、一度傷んでしまうと二度ともとには戻りません。
なぜなら、髪は爪と同じように「死滅細胞」だからです。
死滅細胞とは、文字通り死んだ細胞のことをいいます。神経が通っていないので、髪を切ったり引っ張ったりしても痛みはありません。また、カラーやパーマなどの薬剤、摩擦による物理的なダメージを受けたとしても、痛みを自分で修復する能力ももっていないのです。
つまり、トリートメントは髪を元通りに修復するわけではなく、栄養や油分を髪の損傷部位に浸透させコーティングすることで、補う役割を果たしているということです。
結論を申し上げると、ただお風呂でトリートメントをつけて洗い流すだけでは、サラサラヘアにはなれません。
髪のことを考え抜いた質の高いトリートメントを正しく使い、普段の生活の中でも髪のダメージを最小限に抑えること。これがトリートメントでサラサラヘアになる秘訣なのです。
ペルルセボンのトリートメントで髪が痛む原因
女優の篠原涼子さんが開発に携わり、品質や香りにもこだわって作られていることから、ヘアケアに余念がない方や、シャンプーやトリートメントにこだわりをもっている方の間で話題となっているペルルセボン。
ただ、トリートメントを使って髪がサラサラになったという方もいれば、逆に髪が痛んだという方もいます。そのため、購入をためらっている方は本当のところはどうなのか、気になっているのではないでしょうか。
ここでは、髪が痛むのはペルルセボンのトリートメントのせいなのか、考えられる原因について解説します。
トリートメントの成分が蓄積している
ペルルセボンのトリートメントはハリやコシ、ツヤを与える成分やダメージ補修成分、保湿成分を配合し、髪を美しくサラサラの状態に仕上げるよう作られています。
上記でもご紹介したように、トリートメントは髪内部に浸透して表面をコーティングすることで健康で綺麗な髪に近づけていき、これ以上痛みが進行しないようにサポートするのが役割です。
メイクでいうところの、ファンデーションのようなものというと、わかりやすいかもしれません。
ファンデーションも、毛穴を埋めてデコボコをなめらかにすることで表面を綺麗にするものです。トリートメントもそれと同じように、髪内部の隙間を埋めて表面を綺麗にし、外部刺激から髪を保護しています。
ファンデーションは1日の終わりにクレンジングで綺麗に落としますが、ファンデーションと共通点があるにもかかわらず、トリートメントが綺麗に落ちているかを気にする方はあまりいません。
トリートメントがしっかりオフされていない場合、毎日どんどん髪の毛にトリートメント成分が上塗りされ、蓄積している状態になります。これでは、ペルルセボンのトリートメントの成分が浸透しにくく、髪の痛みが進行してしまってもおかしくありません。
サラサラにしようと毎日コテを使っている
ペルルセボンで髪をサラサラにしたいという方の中には、毎日トリートメントでケアをしている一方で、毎日コテやアイロンで髪を痛めつけている方もいるようです。
髪の表面のキューティクルは、非常に熱に弱い組織です。とくに高温の状態でこすったり、引っ張ったりするとキューティクルは大きく脱落し、伸び切って戻らなくなってしまいます。
すると、髪にうねりが生じるだけでなく感触が劣化し、枝毛や切れ毛もできやすくなってしまうのです。
ペルルセボンは、ドライヤーの熱から髪を守り、被膜の役割を果たしてくれる成分を配合しています。しかし、だからといって毎日100度以上の高温のコテやアイロンで髪を痛めつけてしまうと、タンパク質が部分的に変性し空洞も増加するため、保護しきれなくなることも。
ドライヤーについては、毎日使用しなければいけませんが、コテやアイロンは使用頻度に気をつけましょう。
サラサラにならないのはペルルセボンのトリートメントが原因ではない
上記でご紹介したことから、ペルルセボンのトリートメントを使ってサラサラにならないのは、使用方法や状況によることがわかります。
つまり、毎日のケアで髪がサラサラにならないのは、ペルルセボンのトリートメントが原因ではないということです。
ペルルセボンのトリートメントは、以下の成分の力により、痛んだ髪の内部に浸透し、キューティクルを保護します。
- ハリ成分:ラウロイルグルタミン酸ジ
- コシ成分:アルギニン、アルギン酸Na
- ツヤ、保湿成分:ダイマージリノール酸
- サラサラ、やわらか成分:ジメチコン、アモジメチコン、シクロペンタシロキサン
- ダメージ補修成分:アミノ酸系複合保湿美容成分「PRODEW400」
- ひきしめ成分:リンゴ酸
これまでトリートメントでサラサラにならなかった方も効果を実感できる秘密は、内部に浸透しづらかった成分をナノサイズまで微粒化することで毛髪深部にまで浸透しやすくする、シャンプー&トリートメント業界初のナノテクノロジーによるものです。
ペルルセボンのトリートメントの効果を最大限に引き出すためにも、篠原涼子プロデュースのペルルセボンのシャンプーで前日のトリートメントの成分や髪の汚れを落とし、日々の生活の中でも髪がダメージを受けないように心がけましょう。
まとめ
髪が痛む仕組みやペルルセボンのトリートメントで髪が痛む原因についてご紹介しました。
ペルルセボンのトリートメントで髪が痛むのは、トリートメント成分の蓄積や必要以上の熱ダメージによるものであることがおわかりいただけたでしょうか。
それに気づかず誤った判断をしてしまうと、ペルルセボンの効果を感じられないばかりか、さらに髪が痛む負のスパイラルに陥ってしまいます。
篠原涼子さんがプロデュースしたことで話題のペルルセボンのトリートメントは、毛髪診断士も大注目しており、適切に使用すればサロン帰りのような潤いのあるしなやかな髪に仕上がるヘアケアアイテムです。
質の高さを感じるために大切なことは、大量につけることやすすぎを甘くすることではありません。日頃から髪へのダメージに注意し、素の髪を綺麗に保つことが何よりも重要です。
ペルルセボンのトリートメントで髪がサラサラにならなかったという方は、ぜひ本記事を参考にしてみてくださいね。